「転倒してケガをしてしまった。」「歩くと膝が痛い。」痛みは突然やってきます。交通事故もそうです。いつ自分の身に痛みが襲ってくるかわかりません。
そんな怪我、痛みを治したいけど、「どこに行けばいいんだろう?」と、
悩まれる方は多いのではないでしょうか?
Contents
怪我の種類によって行く所を考えよう。
・骨折・脱臼・痺れがある場合はまずは整形外科へ
骨折・脱臼・痺れ(神経症状)は怪我の中でも重症度が高い分類になります。
整形外科ではレントゲン撮影やMRIを使って骨・関節の状態を詳しく確認してもらえます。骨や関節、神経に異常が無いかをしっかりと見てもらいましょう。
また、柔道整復師がいる接骨院や整骨院でも骨折や脱臼の整復は行ってくれますが、レントゲンがありませんので、整復をした後に病院で必ず状態の確認をしてもらうことになっています。整形外科が開いていないなどの場合の応急処置として考えておきましょう。
・動かすと痛いは、接骨院・整骨院
打撲や捻挫、挫傷(肉離れ)などは筋肉の硬さや動きに問題がある場合が多いです。接骨院や整骨院では筋肉の状態を確認して治療を行ってくれます。身体の状態を確認して、重症度が高い怪我が疑われた場合は病院への来院を促してもくれますので、迷ったときは一度相談をしてみるものいいかもしれません。
・慢性的な筋肉の痛みは鍼灸院
デスクワークや立ち仕事などで、筋肉がカチカチになってしまったなど、ケガをしていないのに慢性的に痛みが続く状態などには、鍼灸治療が効果あります。捻挫や肉離れなどの症状にも対応できるので幅広い分野の治療が可能です。
自分の状態を確認してみよう
自分の痛みの原因は何なのかを調べてみましょう。症状を見分けるときは、骨折や脱臼などの重症度の高い怪我からに確認していきます。
①から順番に試してください。
①比較してみる(視診)
まずは目視で比較することが大切です。右左で痛みの出る部分に見た目の差が無いかを確認しましょう。
・変形している
骨折・脱臼の疑いが大きく考えられます。無理に触らず受診の準備をしましょう。
・色が変わっている
痛みのある部分が内出血をしていたりしていると、皮膚が青紫色に変色することがあります。この症状だけで何が起こっているか見分けるのは難しいですが、骨や筋肉、靭帯など血管の通っている組織に何らかの異常が出ていることを示します。次のステップ②で詳しく確認しましょう。
・腫れている
身体の奥で内出血などをしていると皮膚の色は変わらずに腫れあがってくる症状がみられる場合があります。ステップ②で詳しく確認しましょう。
②触ってみる(触診)
・痛みの無い部分を触る。
まずは、痛みのある部分は触らずに周囲の状態から確認します。痛い部分を触っていないのに痛みが響くなどの症状がある場合、骨折・脱臼・捻挫の疑いがあります。
・痛みのある部分を触る。
どのようなケガでも痛みのある部分を触るのはもちろん痛いです。ここでは痛みのある部分を触ったときに痺れが出ないかを確認してみてください。痺れが出る場合は状態が良くないことを示しています。
③動かしてみる(機能評価)
・他人に動かしてもらう。
まずは他人にゆっくりと動かしてもらいましょう。痛みのある部分の近くの関節を曲げたり伸ばしたりしてもらってください。骨折や脱臼がある場合は少し動かされるだけでも痛みが出てくる場合が多いです。
・自分で動かしてみる。
痛みのある部分に近い関節を動かしてみてください。このステップでまだ我慢できるかな?というような痛みであれば、筋肉の挫傷や打撲の可能性があると思います。
「時間がたてば治るだろう」と、痛みを放っておくと治らなくなってしまうこともあります。痛みは身体の危険信号です。無理をせず気になるときは専門の治療院へ受診されることをお勧めします。