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筋肉痛の効果的な痛みの取り方

筋肉痛の効果的な痛みの取り方

普段使わない筋肉を使ったときや、急な運動をしたときなど、翌日から翌々日にかけて、つらい筋肉痛に悩まされたことは誰にでもあることだと思います。

ここでは、筋肉痛のメカニズムを知っていただき、効果的な痛みの取り方をご紹介していきます。

筋肉痛とは?

筋肉痛とは、慣れない運動や激しい運動をすることで筋繊維が傷つき、炎症を起こしている状態のことを言います。

筋肉痛の種類には、運動中や運動した直後に起こる筋肉痛と、運動してから数時間~数日後に起こる筋肉痛の2種類があります。

ここでは、この2種類の筋肉痛の違いをご説明いたします。

1)即発性筋肉痛

即発性筋肉痛とは、運動中や運動した直後に起こる筋肉痛のことを言います。

これは、運動中に痛み物質や疲労物質が蓄積することが原因と言われています。

ただ、この即発性筋肉痛は一時的なもので、原因となる物質が減少すると痛みはすぐにひいてきます。

ですので、一般に筋肉痛と言うと、次の遅発性筋肉痛のことを指すことがほとんどです。

2)遅発性筋肉痛

遅発性筋肉痛とは、運動してから数時間~数日後に起こる筋肉痛のことを言います。

傷ついた筋線維を修復する過程で生じる炎症や、神経そのものが過敏になることなどが原因と言われています。

なぜ、遅れて筋肉痛になるのかはまだ解明されていないそうですが、筋線維の修復が活発になるまでにある程度時間がかかることが可能性の一つと考えられます。

筋肉痛の効果的な痛みの取り方

筋肉痛は日にち薬で、時間が経てば必ず痛みは取れてくるのですが、数日~1週間程度も痛みと付き合うのは誰でも嫌ですね。

そこで、筋肉痛の痛みを緩和する方法をいくつかご紹介いたします。

1)痛みのある部分を温める

まずは、痛みのある部分を温めてあげて、血行が良くなるように促しましょう。

蒸したタオルでも良いのですが、寒い季節などはすぐに冷めてしまうので、できればカイロなどを使うと良いでしょう。

ただし、長時間当て続けると低温やけどを負う場合があるため、15分前後を目安に温めましょう。

また、炎症が激しく熱を持っている場合は、温める前に一度冷却してください。15分程度冷却して、十分に熱が取れてから、温めるようにしましょう。

2)ストレッチを行う

痛いと動くのがおっくうになりがちですが、じっとしているといつまでたっても血行が良くならないため、筋肉痛の回復はその分遅れてしまいます。

多少の痛みは我慢してストレッチを行うことで、血行が良くなり、痛みも和らいできます。

ただし、勢いをつけて無理に動かすと炎症がひどくなる場合がありますので、ストレッチはゆっくりとおこなうようにしましょう。

ストレッチについてはこちらのブログを参照ください!
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3)市販薬で痛みを抑える

痛みがひどい場合は、塗り薬や貼り薬を活用するのも方法です。

痛みを和らげたり、血行を促進したり、炎症を抑えたりと、様々なタイプの薬がありますので、自分の症状に合った薬を選ぶことが重要になります。

また、どうしても痛みが我慢できない場合は、鎮痛剤を服用することも1つの方法です。

しかし、鎮痛剤はあくまで一時的に痛みを抑える薬ですので、効果が切れるとまた痛みが出てきます。

このため、痛みが和らいでいる時に、ストレッチをして血行を促進しましょう。

4)ビタミンB1を摂取する

エネルギー代謝と疲労回復に特に効果があるといわれているビタミンB1の多く含まれる食材を食べると良いでしょう。

ビタミンB1を多く含む食材としては、豚肉や鶏肉、大豆などの豆類が挙げられます。

特に、豚肉はビタミンB1が豊富なうえ、筋肉のもととなるタンパク質も多いので、おすすめです。

5)睡眠をしっかりととる

体の疲労回復には、何より睡眠をしっかりととることが一番です。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは筋肉の修復を助ける作用がありますので、しっかりと休める環境を整えましょう。

まとめ

筋肉痛の効果的な痛みの取り方を一言でまとめると『ストレッチなどで血行を良くしつつ、ビタミンB1を多く摂取し、しっかりと睡眠をとること』であると言えます。

また一方で、筋肉痛を予防することも大事です。

そのためには、『運動前にウォーミングアップをし、水分補給をしっかりと行い、運動後にクールダウンをすること』を心掛けるようにしましょう。

普段しないような運動をする際や、筋肉痛になった際は、ぜひご参考ください。