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なぜ膝に水が溜まるのか?水を抜くと癖になる?

なぜ膝に水が溜まるのか?水を抜くと癖になる?

膝に溜まる「水」とは一体何なのか?

よく、膝が腫れて医療機関に行くと「水が溜まっている」と言われます。
ではこの「水」とは一体何なのか?
水の正体は「関節液」です。
本来、関節液は粘ちょう性があり膝を守る役割があるのですが
膝が炎症を起こすと関節液が増加し粘ちょう性が低下してしまい
水のような状態になってしまうのです。

膝に水が溜まると、、、

膝に水が溜まることで膝全体を包んでいる
関節包という袋が引き伸ばされて膝全体が腫れ
痛みや重だるさを感じるようになります。

炎症が収まればしだいに水も減っていき、痛みを感じることもなくなっていきます。
膝が腫れて痛みがある時はまずこの炎症を抑える。

もしくは直接膝から水を抜いて
関節の負担を減らすという方法がよく用いられます。

炎症を抑えるには?

膝の炎症を抑えるために家でできることは
「冷やす」事です。

市販の冷シップなどもありますが
成分に含まれているメントールで冷たく感じているだけで
実際に冷却効果はあまり見込めません。

氷嚢などを使い冷やす方が効果的です。
腫れている場合はまず安静を心掛けて下さい。

「交代浴」も有効です。
交代浴については別の機会に解説させていただきます。

そのままにしておくと、炎症は繰り返してしまう

膝が腫れて、炎症を抑えるために安静にして腫れが収まったとしても
根本的に膝が腫れてしまう原因を取り除かなければ、繰り返し炎症が起きて、また膝が腫れてしまいます。
なぜ膝に炎症が起きてしまうのか。
人により原因も様々ですが、代表的なものは
・関節同士がぶつかってしまい炎症が起きる。
・膝が捻じれた状態で動作を繰り返すことで炎症が起きる。
(ケア、トレーニングをしないと膝はどんどん捻じれていきます。)
・転倒しそうになって着地した際に強く膝を捻ってしまったとき。

3つ目の急な怪我以外は日々のトレーニング、ストレッチで防ぐことができます。

代表的なストレッチ(ハムストリングス、下腿三頭筋)

太ももの筋肉が固まってしまうと膝が曲がったままになってしまい
関節同士がぶつかり膝の炎症の原因になってしまいます。

これを防ぐためのストレッチがこちらです。

椅子に浅く座り、伸ばしたい足の膝を伸ばす。
足首を90度の状態にし骨盤を立たせた状態で
身体を前にゆっくりと倒していく。

倒したまま30秒ほどキープする。

ストレッチは毎日継続することが重要です。
根気よく続けていきましょう!

膝の痛みは人によって原因が様々なので、原因によって
施術方法やセルフケアも異なります。一度原因を確かめることをお勧めします。