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こむら返りはなぜ起こるの?

こむら返りはなぜ起こるの?

こむら返りとは?

皆さん一度は経験したことがある「足がつる」と言う現象
この事をこむら返りと言います。

こむら返りとは自分の意志とは無関係で筋肉がけいれんを起こすことで非常に激しい痛みを伴います。

ふくらはぎに多くみられるこむら返りですが、足の指や足の裏、太ももなどにもみられることもあります。

これは、筋肉の異常な収縮によって起こるのですが筋肉は2つの役割で伸張、収縮をしています。

一つ目は筋肉の過度な伸張を防ぐための役割をしている「筋紡錘」

二つ目は筋肉の過度な収縮を防ぐための役割をしている「腱紡錘」

この役割の中の腱紡錘の働きが低下し過度な収縮を起こすため、こむら返りが起こるのです。

では原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

どんな原因でおこる?

筋肉の疲労

一つ目の原因としてあげられるのが「筋肉の疲労」です。

足をよく使うサッカーなどの選手がなりやすかったり、準備運動をせず急に運動を始めたりすることで起こるケースもあります。

60代を超えてくると筋肉も少しずつ衰え始めたり血行の流れも悪くなってきます。

その為には歳のせいにするのではなく、適度な運動と筋力トレーニングを日常に取り入れていただくと一つの対策に繋がります。

また沢山身体を動かした日は特にお風呂でお湯にしっかりと使ってふくらはぎなどを軽くマッサージしていただくのも効果的です。

偏った食事

筋肉の収縮には食べ物も大きく関わってきます。

カルシウムやマグネシウムには筋肉の伸張、収縮には不可欠です。

筋肉の収縮には主にカルシウムの働きが、伸張には主にマグネシウムの働きが必要です。

カルシウムの多い食品には、牛乳、ヨーグルト、チーズ、小松菜、ひじきなどがあり

マグネシウムの多い食事には、わかめ、昆布、かぼちゃ、納豆などがあります。

しっかりバランスの良い食事をとることを心がけましょう。

水分不足

最近は少しずつ暑くなってきましたね。

夏場になるとマスクも辛くなってきますし、その分沢山の汗をかきます。

大量に汗をかいた時、身体の中はミネラル不足になり、こむら返りが起きやすくなります。

そのためには、水分補給がとても大事になってきます。

水でもいいのですがカリウムをしっかり補給したいため

食べ物だとバナナやミカン、飲み物だとスポーツドリンクを適度に取り入れるようにしましょう。

ですが、飲みすぎにも注意が必要で、一気に飲んでしまうと体内のバランスが崩れて更にこむら返りが起きやすくなったりしてしまいます。

ですから、こまめに飲む回数を分けて水分を補給するようにしましょう。

また寝ているときにも汗を沢山かきますので就寝前にお水やスポーツドリンクを飲んで脱水状態にならないよう気をつけましょう。

足元の冷え

冬場などは特に足元が冷えることが皆さん多いのではないでしょうか?

冬場だけでなく夏場でも夜寝る時に冷房をかけっぱなしで寝たりすると筋肉は固まり血管の流れも悪くなってしまいます。

また、仰向けで寝ているときに、布団の重みでふくらはぎの筋肉が収縮することでこむら返りが起こる事もあります。

ですから、夜寝る時に厚めの靴下をはいて寝たり、できるだけ長ズボンを履いて寝たりなど足元を冷やさないようにすることで

予防に繋がりますので、是非予防しようという意識を少しずつ向けてみてください。

こむら返りの予防法とは? 対処法とは?

こむら返りは突然起こりますし寝ている最中に起こる事もありますし困りますよね…

ですから、起こる前にしっかり予防していれば対処できますし、万が一起こってしまった場合のためにも、対処法をご紹介させていただきます。




予防法と対処法

足先のストレッチを習慣にすることによって予防していくことは可能です。

まずはお風呂上りなどに身体が温まった状態でふくらはぎや、足の裏を自分で軽くマッサージしてあげる事が大事です。

少し、痛気持ちい程度にマッサージをすると足の裏や、ふくらはぎの血流が良くなり

こむら返りの予防に繋がりますので是非一度試してみて下さい。

また座った状態から膝を伸ばして、つま先を持ち、手前へ引っ張ってみてください。

すると、ふくらはぎがしっかり伸びると思います。

また座った状態で、膝を伸ばして、つま先にタオルをひっかけて、手前へ引っ張っても効果的です。

このストレッチは予防法にもなり、もし、こむら返りが起こってしまった時の対処法にもなりますので是非実践してみてください。