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普段の姿勢で気を付けたいこと

普段の姿勢で気を付けたいこと

皆様は、普段どのような姿勢で過ごしていらっしゃいますか?

椅子に座っているときはもちろん、立っているとき、横になるとき、物を持ち上げるとき・・・。

実は、それぞれに正しい姿勢があります。

楽だからと普段とっている姿勢が、知らず知らずのうちに体をゆがめてしまい、痛みが生じたりケガをしたりするリスクを生んでしまいます。

そこで今回は、普段の姿勢で気を付けたいことをご説明させていただきます。

姿勢とは?

地球上では重力があるので、体は常に下向きに引っ張られている状態です。

ですので、常にバランスをとっていないと、こけたり倒れたりしてしまいます。

このバランスをとっている状態を姿勢といいます。

常に重力とバランスを取ろうとしているので、悪い姿勢、つまり、バランスが悪い姿勢をとっていると、体に歪みが生じてしまいます。

この歪みが、体の痛みやケガにつながるのです。

正しい姿勢について

では、正しい姿勢とはどういったものなのでしょうか?

人は常に同じ姿勢をとっているわけではありませんので、椅子に座っているとき、立っているとき、横になるとき、物を持ち上げるとき、などそれぞれについて正しい姿勢を身につけることが大事です。

では、それぞれの正しい姿勢についてご説明します。

椅子に座っているときの姿勢

疲れていると、どうしても椅子の背もたれに体を預けたくなってしまいます。

しかし、姿勢のことを考えると、浅めに座って背もたれにもたれないようにすることが肝心です。

その際、足は組まずに、顎を引いて背筋を伸ばすと、自然と良い姿勢になります。

顎を引いて背筋を伸ばすと、骨盤が自然と立つようになり、腰痛予防にもなります。

本当に体が疲れているときは、椅子に座って休むのではなく、しっかり横になって休むのがいいでしょう。

立っているときの姿勢

背筋をピンと伸ばすのがよい姿勢と思われている方が多いと思いますが、実はそれを続けると、背中や腰を痛める原因となってしまいます。

正しい立ち方は、肩ひじを張らずに力を抜いて顎を上げ、背骨が自然なS字になるようにすることです。

足はあまり広げすぎず、肩幅程度までとし、つま先はまっすぐ前を向くように立ちます。

私たちは常に重力に引っ張られているので、それに逆らうように力を入れてしまうとケガの原因になってしまいます。

ですので、ストンと力を抜いた状態で重力とバランスが取れていることを意識するとよいでしょう。

横になっているときの姿勢

横になる姿勢は、基本的には仰向けがよいとされています。

正しい立ち方でもご説明しましたように、自然な立ち姿の状態で横になることが理想だからです。

逆に、横を向いて寝ると、よほど高機能の枕やマットレスを使わない限り、首、肩、腰、お尻の様々な部分に負担がかかり、歪みや痛みなどが生じる原因となります。

ですので、仰向けだと呼吸がしずらかったり、すでに腰痛などで横向けでないと寝られない場合を除いて、仰向けで寝ることがおすすめです。

物を持ち上げるときの姿勢

下にある荷物などを持ち上げるときは、できるだけ背筋を伸ばして持ち上げるようにしましょう。

背筋を丸めて重たいものを持ち上げると、腰だけに負担がかかり、ぎっくり腰の原因となります。

また、できるだけ荷物の近くに立つことも重要です。荷物から離れて持ち上げると、これも背中や腰に負担がかかります。

荷物の近くでスクワットをするイメージで持ち上げると、体への負担が分散されてケガをするリスクを最小限にできます。

ただし、重すぎるものは無理に一人で持ち上げないようにしてください。

まとめ

楽だからと猫背で椅子に座ったり、ソファで横向きに寝たりすると、知らず知らずのうちに体が歪み、痛みがでたりケガをしたりする原因を作ってしまいます。

しかし、猫背も横向きに寝ることも、重力に逆らっている状態です。本来は楽な姿勢ではないのです。

正しい姿勢は、はじめはあまり楽に感じないかもしれませんが、慣れてくるとそれが一番楽な姿勢であることが実感できるでしょう。

皆様も正しい姿勢を意識して生活をしてみてはいかがでしょうか?