多くの方が悩まされている冷え性ですが、生活習慣を変えることで、症状を改善することが出来ます。
普段の生活を見直して、冷え性の改善を心掛けましょう。
Contents
冷え性の原因
筋肉量が少ない。
人間は、身体の体温を一定に保つ恒温動物になります。暑い時は汗をかいて身体から熱を逃がし、寒い時は熱を作って身体の温度を一定に保とうとします。寒い時に身体の体温を上げる役割を筋肉がしています。寒いと、身体がブルブルと震えることがあります。あれは「ふるえ産熱」と言って、筋肉を震えさせて身体に熱を作っている作業になります。寒い時は、無意識に身体が熱を作るために筋肉を震わせて体温を調節しています。その体温を作るための筋肉が少ないと、どうしても熱を作る能力が落ちてしまい、冷え性になってしまいます。
筋肉が硬くなっている。
筋肉が硬くなると血液が上手に流れにくい身体になってしまいます。
身体は心臓からポンプの力で血液を全身に送っていきますが、手先や足先などの末端は、心臓からも遠く血液が巡りにくい場所になります。
筋肉が硬いと、さらに血液の流れが悪くなってしまい冷え性になりやすくなります。
自律神経が乱れている
交感神経と副交感神経の2種類の自律神経で内臓や筋肉などの身体をコントロールをしています。
リラックスしているときは副交感神経が働いてくれます。副交感神経は血管を広げる役割を持っているのでリラックスできているときは、手足の末端の血管は広がり、血液を流しやすい状況を作ってくれます。しかし、ストレスや生活習慣などで交感神経が活発に働くと逆に血管は縮こまってしまい、血液の流れを悪くしてしまいます。その結果冷え性になりやすくなります。
冷え性を改善しよう
身体を冷やすことを避けよう
冷たい食べ物や飲み物は控えましょう。
夏場は、アイスクリームや冷たい食べ物を食べたくなってしまいますが、内臓を冷やしてしまいます。
どうしても食べたいときは、食べた後に少しだけ常温や温かい飲み物を飲んで冷やしすぎないようにしましょう。
直接冷やさないようにする
夏は、冷房が身体を冷やしてしまうことが多いです。冷気は足元のに落ちやすいので、足の冷えはさらに注意が必要です。短いズボンを履きたくなるところを少し我慢して長ズボンにしたりレッグウォーマーを着用するなどして足元を冷やしすぎないようにしましょう。
運動をする
運動をすることによって筋肉が使われて血液の流れが良くなったり、筋肉が熱を作ってくれることで身体が冷えにくくなります。定期的に筋肉を使ってあげることで、新鮮な血液を送り込むことが出来ます。その場で足ふみをしたり、つま先立ちをしたりするだけでも効果が出てきます。
筋肉量を増やそう
筋肉が増えることで、熱を沢山作れるようになります。太ももやお尻の筋肉、腹筋など大きな筋肉を鍛えてあげるのがいいでしょう。スクワット、ランニングなどがお勧めです。
自律神経を調節しよう。
身体にストレスがかかりすぎると交感神経が活発になってしまい、血管が収縮して、血液の流れを悪くしてしまいます。副交感神経を活発にしてあげることで血管が広がり、自然と血液の流れが良くなります。
一つずつ習慣にしましょう
全部を一気にやろうとすると、身体がびっくりして体調を崩す原因にもなることがあります。
まずは一つずつできるところから意識して、冷え性を改善していきましょう。