こんにちは!
ウェルネス鍼灸整骨院の横田です!
高齢者になればなるほど膝などの痛みが出てくるという訳でもなく
新生児から思春期までは筋肉や骨格が成長する時期で成長障害も多いため
痛みが出やすい時期とも言えます。
では一体どのような疾患がみられるのでしょうか?
ブラント病
ブラント病とは?
通常、乳児は歩き始めはO脚で歩き始めます。これを生理的O脚と言います。
そこから、2~6歳頃にかけて徐々に大人と同じような軽度のX脚になります。
ですが、ブラント病とは成長と共に膝の近くのスネの骨が内側に変形しO脚となる疾患のことを言います。
原因は不明で、2歳頃までは生理的O脚をしているため鑑別が難しく経過観察をすることが大切になっています。
特に赤ちゃんは自分で異変を伝えにくいものです。
ですので、少しでも異常を感じた場合はお近くの整形外科に受診することをお勧めします。
そこから、2~6歳頃にかけて徐々に大人と同じような軽度のX脚になります。
ですが、ブラント病とは成長と共に膝の近くのスネの骨が内側に変形しO脚となる疾患のことを言います。
原因は不明で、2歳頃までは生理的O脚をしているため鑑別が難しく経過観察をすることが大切になっています。
特に赤ちゃんは自分で異変を伝えにくいものです。
ですので、少しでも異常を感じた場合はお近くの整形外科に受診することをお勧めします。
オスグッド・シュラッター病
オスグッド・シュラッター病とは?
オスグッド・シュラッター病とは活発な運動をしている成長期の子供にみられる疾患です。
十代前半の子に多く膝のお皿の下にある脛骨粗面と言う骨が剥がれて痛みが出ます。
脛骨粗面は大腿四頭筋とよばれる太ももの前に付いている筋肉が関係してきています。
大腿四頭筋が脛骨粗面を引っ張ることで痛みや腫れがみられます。
また、十代前半の脛骨粗面は、力学的脆弱と言われているため痛みが起きやすいとも言われています。
十代前半の子に多く膝のお皿の下にある脛骨粗面と言う骨が剥がれて痛みが出ます。
脛骨粗面は大腿四頭筋とよばれる太ももの前に付いている筋肉が関係してきています。
大腿四頭筋が脛骨粗面を引っ張ることで痛みや腫れがみられます。
また、十代前半の脛骨粗面は、力学的脆弱と言われているため痛みが起きやすいとも言われています。
治療法、予防
まずオスグッド病を予防するために、大事になってくるのは大腿四頭筋の柔軟性を高めることです。
うつ伏せの状態になり伸ばす方の足を持ちながら、踵をお尻に寄せるように膝を曲げていきます。
すると、太ももの前の筋肉が伸ばされると思います。これを、30秒ほどキープするのを左右2セットほど行ってみてください。
また、お風呂上りなどにやって頂くと効果的です。
オスグッド病になってしまったときの対処法はアイシングや脛骨粗面に巻くバンドをつけることです。
アイシングは最も対処法に優れていて、アイスバッグなどで10~20分程痛みがある部分を冷やしてください。
オスグッドのバンドは薬局などにも売っているので自分に合ったバンドを探しましょう。
うつ伏せの状態になり伸ばす方の足を持ちながら、踵をお尻に寄せるように膝を曲げていきます。
すると、太ももの前の筋肉が伸ばされると思います。これを、30秒ほどキープするのを左右2セットほど行ってみてください。
また、お風呂上りなどにやって頂くと効果的です。
オスグッド病になってしまったときの対処法はアイシングや脛骨粗面に巻くバンドをつけることです。
アイシングは最も対処法に優れていて、アイスバッグなどで10~20分程痛みがある部分を冷やしてください。
オスグッドのバンドは薬局などにも売っているので自分に合ったバンドを探しましょう。
ジャンパー膝
ジャンパー膝とは?
ジャンパー膝とは急な加速やストップ動作、ジャンプや着地を繰り返しすることで膝に痛みを生じる疾患です。
バレーボール、サッカー、バスケットボールをしている10代の男子に多く見られます。
また両膝にみられることもある為、しっかりと左右差を確認しなければいけません。
この疾患も大腿四頭筋【太ももの前の筋肉】が関係してきます。
この大腿四頭筋はジャンプを繰り返していくうちに過度に伸びてしまい炎症を起こします。
また大腿四頭筋は膝のお皿や脛骨粗面に付いているため膝の周りが痛みが出ることがあります。
バレーボール、サッカー、バスケットボールをしている10代の男子に多く見られます。
また両膝にみられることもある為、しっかりと左右差を確認しなければいけません。
この疾患も大腿四頭筋【太ももの前の筋肉】が関係してきます。
この大腿四頭筋はジャンプを繰り返していくうちに過度に伸びてしまい炎症を起こします。
また大腿四頭筋は膝のお皿や脛骨粗面に付いているため膝の周りが痛みが出ることがあります。
症状、治療法
運動をすると膝のお皿の下の辺りに痛みがみられることが多いです。
また、うつ伏せに寝てもらい、膝を曲げてこようとすると、痛みから逃れようとお尻が浮き上がってきます。これを【尻上がり現象】と言います。
これは、大腿四頭筋が硬くなってしまい痛みが起こります。
治療法や対処法では安静にすることや患部のアイシング、サポーターなども大事ですが
何より、太ももの前の筋肉をしっかり伸ばしてあげ柔軟性を高めることが一番の治療になってきます。
また、うつ伏せに寝てもらい、膝を曲げてこようとすると、痛みから逃れようとお尻が浮き上がってきます。これを【尻上がり現象】と言います。
これは、大腿四頭筋が硬くなってしまい痛みが起こります。
治療法や対処法では安静にすることや患部のアイシング、サポーターなども大事ですが
何より、太ももの前の筋肉をしっかり伸ばしてあげ柔軟性を高めることが一番の治療になってきます。
分裂膝蓋骨【有痛性】
分裂膝蓋骨とは?
分裂膝蓋骨は生まれつき、膝のお皿が二つ以上に分裂している疾患のことを言います。
この疾患は10代までは無症状で生活していることが多いのですが、部活動を始め活発に動くようになったり、打撲を起こしたりすることで痛みを起こすことがあります。
12~16歳の男の子に多く痛みがなく生活できている場合は治療は必要ありません。
また大腿四頭筋の中の一つの外側広筋【太ももの前の外の筋肉】と言われる筋肉が関係します。
これは外側広筋が膝のお皿についているため膝のお皿の外側が一番分裂しやすくなっています。
この疾患は10代までは無症状で生活していることが多いのですが、部活動を始め活発に動くようになったり、打撲を起こしたりすることで痛みを起こすことがあります。
12~16歳の男の子に多く痛みがなく生活できている場合は治療は必要ありません。
また大腿四頭筋の中の一つの外側広筋【太ももの前の外の筋肉】と言われる筋肉が関係します。
これは外側広筋が膝のお皿についているため膝のお皿の外側が一番分裂しやすくなっています。
症状、治療法
症状では運動中、運動後に膝の痛みがみられることが多いです。
また膝のお皿の外が膨れ上がってくると同時に痛みが出てくることもあります。
ただ、この疾患は動いているときに痛みが出ますが、休んでいるときなどは痛みは出ません。
治療法としては運動後の痛みのある場所へのアイシングや大腿四頭筋のストレッチが大事になってきます。
また膝のお皿の外が膨れ上がってくると同時に痛みが出てくることもあります。
ただ、この疾患は動いているときに痛みが出ますが、休んでいるときなどは痛みは出ません。
治療法としては運動後の痛みのある場所へのアイシングや大腿四頭筋のストレッチが大事になってきます。
ランナー膝【腸脛靭帯炎】
ランナー膝とは?
ランナー膝とはランニングなどの膝の曲げ伸ばしを繰り返したり、使いすぎることで腸脛靭帯と大腿骨が摩擦を起こし炎症を生じます。【上図】
マラソン選手に多くウォームアップ不足だったり体の疲れが取れていないのにランニングを続けたりO脚だったりなど様々な原因があります。
症状では上図のランナー膝の起こる場所を押したときの痛みや運動時の痛みがみられます。
マラソン選手に多くウォームアップ不足だったり体の疲れが取れていないのにランニングを続けたりO脚だったりなど様々な原因があります。
症状では上図のランナー膝の起こる場所を押したときの痛みや運動時の痛みがみられます。
予防、治療法
予防では使いすぎによる疾患ですので、走る距離やスピードを調節する、疲労をしっかり回復するように休養を取る、自分に合ったランニングシューズを探す、インソールなどを使って身体の負担を軽減してあげるなど、なるべく自分にとって走りやすい環境を作ってあげて下さい。
治療法としては痛む部分の安静は絶対ですし腸脛靭帯や大腿四頭筋、お尻のストレッチが大事になってきます。
治療法としては痛む部分の安静は絶対ですし腸脛靭帯や大腿四頭筋、お尻のストレッチが大事になってきます。
滑膜ヒダ障害【タナ障害】
滑膜ヒダ障害【タナ障害】とは?
まず、滑膜ヒダ【タナ】とは膝のお皿の内側に存在する滑膜のヒダのことを言います。
通常お母さんのおなかの中にいる時に滑膜ヒダは作られ、その後消失するのですが
遺残してしまうケースも多く運動をしている時などに痛みが生じやすいです。
また、若い女性に多くみられ膝の違和感や膝の曲げ伸ばしをする際に音が鳴ったり重症な時は雑音が聞こえたりします。
またロッキングがみられます。ロッキングとは膝を曲げたり伸ばしたりすることが出来なくなり激しい痛みを伴います。とても辛い状況です。。。。
通常お母さんのおなかの中にいる時に滑膜ヒダは作られ、その後消失するのですが
遺残してしまうケースも多く運動をしている時などに痛みが生じやすいです。
また、若い女性に多くみられ膝の違和感や膝の曲げ伸ばしをする際に音が鳴ったり重症な時は雑音が聞こえたりします。
またロッキングがみられます。ロッキングとは膝を曲げたり伸ばしたりすることが出来なくなり激しい痛みを伴います。とても辛い状況です。。。。
予防、治療法
タナ障害では運動の中止と安静が大事になってきます。
また、痛みが出て間もない場合はアイスバックで冷やして下さい。
そして膝の柔軟性を上げていきたい為、大腿四頭筋、ハムストリングスのストレッチも大事になってきます。
このような治療で痛みやロッキングが改善しない場合は関節鏡視下といってカメラのついた器具を使って手術をします。
また、痛みが出て間もない場合はアイスバックで冷やして下さい。
そして膝の柔軟性を上げていきたい為、大腿四頭筋、ハムストリングスのストレッチも大事になってきます。
このような治療で痛みやロッキングが改善しない場合は関節鏡視下といってカメラのついた器具を使って手術をします。