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扁平足による疾患

扁平足による疾患

こんにちは!

ウェルネス鍼灸整骨院スタッフの横田です!

コロナ感染者数も徐々に減少し外出する方も増えたのではないでしょうか?

ですが、せっかく外出したにもかかわらず、長い距離を歩けなかったり

足の裏や土踏まずが疲れやすかったりする方も多いと思います。

今回は扁平足ってどのような症状がみられるのか解説していきます。

Contents

扁平足とは?

扁平足とは足裏の土踏まずが様々な原因によって平らになっている状態のことを言います。

一般的に幼児の子は偏平足ですが成人になるにつれて

骨が完成へと近づくため足裏のアーチがしっかりと作られます。

ですが、成人の方で扁平足の方がよくみられます。

これは一日の歩く量の減少や加齢での筋力の低下によって偏平足になってしまいます。

土踏まずは歩く時などの衝撃を吸収してくれる為、長い距離を歩けたりします。

その土踏まずが崩れてしまうと衝撃を吸収することが出来ない為

足はもちろんですが、腰や膝にも大きな負担がかかってきます。

扁平足が原因となる疾患

  • シンスプリント
  • 有痛性外脛骨
  • 足底筋膜炎

シンスプリント【過労性脛部痛】

シンスプリントとは陸上競技やサッカー、バスケなど走ることの多い方に多くみられます。

症状は足のスネの内側の痛みやふくらはぎの内側の後ろに痛みが出ます。

これは、ランニングをしている際に誤った着地をしていたりすることで

筋肉に無駄なストレスがかかり痛みを引き起こします。

原因

シンスプリントはオーバーユース【使いすぎ】が主な原因となります。

年齢は特に関係なく様々な年代の方にみられます。

初心者病と言われているシンスプリントですが

その名の通り急に運動を始められた方に多いです。

原因として多く挙げられるのが

  • お尻の筋肉、太ももの筋肉、ふくらはぎやスネの筋肉の柔軟性の低下
  • ランニング時にコンクリートを走る方
  • 扁平足の方
  • 自分に合ってない靴を履いている方

などに多くみられます。

症状

症状は先程も説明しましたが、足のスネの内側に痛みがあります。

軽度の場合、歩く程度ではあまり痛みが出ない為走っても問題ないと思い、また走ると更に痛みが増強します。

更に悪化すると安静時でも痛みが出ることがあります。

また痛む場所を押すと圧痛がみられる場合があり、腫れや熱感もみられる事があります。

疲労骨折と見間違えることがあるので、判断性が大事になってきます。

対策と治療法

個人差はありますが自然的に治る方もおられますが直ぐに再発する可能性が高い疾患です。

ですので、まずは運動の中止を心掛けましょう。

当院ではテーピング、問題となっている筋肉の強化やストレッチを主に治療をしていきます。

扁平足の方は足裏のアーチが崩れていて負荷がかかりやすい為、扁平足とシンスプリント両方の治療を進めていきます。

またご自宅でのストレッチやトレーニング方法も一人一人に合わせた指導させて頂きます!

有痛性外脛骨

有痛性外脛骨とは?

有痛性外脛骨とは足の骨の内側が腫れて痛みがでる症状の事を言います。

まず、外脛骨とは足の内側の骨に舟状骨と言われる骨があります。

この舟状骨に余分な小さい無駄な骨がある状態を外脛骨と言います。

一般的には多くありませんが20%ほどの方にみられ特に10~15歳の女性の方に多くみられます。

もうかたこれに痛みが出てしまうケースの事を有痛性外脛骨と言います。

また、スポーツ選手で片足に外脛骨がある場合は、もう片方にも50%の確率で外脛骨があります。

原因

生まれつきで外脛骨があり痛みが無かったにも場合や

成長に伴い体重の増加や足関節の捻挫を機に痛みが出る場合があります。

また扁平足も原因の一つになります。偏平足は後脛骨筋といわれる筋肉が関与しており

外脛骨ができる舟状骨にも後脛骨筋が付着しているためです。

対処法と治療法

初期の治療では靴型の装具を履いたり松葉杖を使用します。

また炎症をコントロールするために局所に副腎皮質ホルモンなどを注射したりする場合があります。

これらの治療でも症状が改善しない場合は手術での摘出を行います。

ただ、回復には時間がかかり3~9か月かかります。

ですが若年者の場合は手術をしても回復は早い傾向です。

外脛骨の症状があるスポーツをされている方は症状が改善するまで固定が大事です。

少しでも痛みがある場合は運動することは認められません。

運動時のシューズに足のアーチをサポートする足底装具を使用しましょう。

足底腱膜炎

足底腱膜炎とは?

まず、足底腱膜は足裏のかかとから足の指の付け根までつながっている強く固い帯状になったものです。

これは足裏の土踏まずを支える大事な役割をしてくれています。

その足底腱膜が状時間の立位やランニングなどで負担がかかると炎症を起こすのが足底腱膜炎です。

原因

足底腱膜炎は長く走りすぎたり踵でジャンプをしすぎたりするなどのオーバーユースで発症します。

土踏まずの部分で炎症が起きることもありますが、最も多いのが踵の骨の部分で炎症が起きることが最も多いです。

またまれですが、運動中に足底腱膜が部分的に断裂することがあります。

症状

症状では起床時に踵の底が局所的に痛むことが特徴的です。

よく「踵に画びょうが刺さったような痛みがある」と言われる方や「歩き始めは踵を床につけることができない」と言われる方もいます。

歩き始めが気持ち悪いのは寝ている間に足先が下向きになっている為です。

初めの歩行で足先が上に向くことで足底腱膜が緊張し、炎症を起こした組織を刺激するからです。

対処法と治療法

足底腱膜炎の治療については、多少論議があります。

共通の問題に対して異なる治療法が多くあるからです。

アメリカ整形外科足と足関節学会によって行われた調査によれば

治療方法にかかわらず9か月で90%の治療率を示しています。

選手はヒールカップを使用し足関節を背屈に保つように

夜間にシーネを使用することで朝の疼痛を和らげます。

一度症状が改善しだすと状態も良くなります。

最善の治療は安静で改善しない場合はステロイド注射などをします。

スポーツをしている方は痛みが完全になくなってから再開しましょう。

再開できるまでは時間は人それぞれで数週間から1年かかる方もおられます。

また、手術をされた方は数か月の安静が大事です。